平成21年2月 県政報告


  たとえるならば、“善政”の象徴が“安全”ならば、“悪政”は“恐怖”というのも、今の世界を見渡せば納得せざるを得ないと感じるのは、私だけでしょうか。
 いつもお世話になり、有り難うございます。
 皆様いかがお過ごしでしょうか。山下直也です。
 
 サブプライム等々金融の問題は、ご承知のとおりであります。
 残念ながら乱世に入ってしまったと感じる中、巷には、閉塞感が漂い、加えて日本の政治は、この難局を国民一致団結して、乗り切らなければならない今日なのに、政権争いが最大の関心事であるような感があり、また、マスコミもこれをあおっているように思えてなりません。
 よって、地方にとって大切な課題が放棄されているように私は思います。

■ 笑顔が絶えない「和歌山」を!
 こういう状況が続けば、人々は多かれ少なかれイライラし、嘆き、不平不満ばかりを口にし、とにかく現状をかえてしまえ、今の制度を壊してしまえ、そうすればその先に、今よりももっとましな社会ができるだろう・・と考えがちになるのだろうと思います。結果、人々はすっかりやる気をなくし、どうせ何をやってもあかんわ・・等々と益々閉塞感が漂うことになる・・・しかし、果たして、本当にそうでありましょうか。
 私たちは、今懸命に県議会改革と県予算改革(行財政改革)に取り組んでおります。
 子供やおじいちゃん、おばあちゃん達の笑顔が絶えない「郷土わかやまづくり」、という崇高なビジョンに向かっての改革であります。
厳しい局面を迎えている今こそ、将来に向け、努力をし、辛抱をし、種をひとつずつまいております。

■ 知恵をしぼり、前に向かって行く
 無気力になり、ぼやき、なげき、努力している人をけなしたりしているよりも、生き抜くために知恵をしぼり、気力を持って進むべき時、少なくとも私はそう考えています。
 過去、歴史から学ぶことはたくさんあります。しかし、後ろに夢はないと思います。前に向かって行こうではありませんか!

■12月議会において自民党県議団幹事長として代表質問
 前ふりが少々長くなりましたが、まずは、昨年12月定例県議会において、自民党県議団幹事長として以下の5点に
 ついて代表質問を行い、仁坂知事よりそれぞれ、取り組み状況や考え方等の答弁を頂きました。
  @ 今後の財政運営の基本姿勢と平成21年度の当初予算編成の基本的な考え方について
  A NPOサポートセンターや青少年活動センターといった県有施設の見直し、(財)和歌山社会経済研究
    所をはじめとする外郭団体、県単独医療費助成などの補助金の見直しなどを盛り込んだ行財政改革
    (案)を今後どう進めていこうとされるのかについて
  B 中小企業の資金繰り支援策ついて、一部で混乱や誤解が生じており、県民の要望に答えていくため、
    県において金融対策本部設置の提案、そしてその運用や県民の皆さんへの周知について
  C 道路特定財源の一般財源化検討が進められている中、地方の道路財源の充実・確保の取り組みに
    ついて
  D 今後の高齢化社会における介護の重要性がますます高まるなか、介護職員の離職防止や人材不足
    解消に向けての県の取り組みについて特に、A 行財政改革(案)につきましては、県民の皆さま方か
    らの意見を踏まえ、財政の状況も踏まえ見直しの全体像を決定していきたいとの答弁を頂き、このた
    び「新行財政改革推進プランの実施方針」が示された次第です。
  B 中小企業の資金繰り支援策ついての質問提案にあっては、金融対策本部を早急に対応することのご
    答弁を頂き、早速対策本部を立ち上げていただきました。
       

  D 介護職員の人材不足解消等につきましては、今後とも国の事業の活用も含め介護職員の人材確保・
    支援に努めていくとの答弁を担当部長より頂きました。

    続きまして、新年度、平成21年度の当初予算の説明に入らせて頂きます。どうかお読みください。

■ 県の平成21年度予算額は5,229億円
 平成21年度当初予算並びに平成20年度2月補正予算案が発表されました。
 2月24日から3月19日まで2月定例県議会が開催されます。ここに平成21年2月県議会定例会付議予定案件の概要を記します。予算額5,229億円、議案99件が審議に入ります。
 
 県は、悪化する経済、雇用情勢を下支えする為、不況の中あえて、積極的な予算措置を講じ、平成15年以来6年ぶりに歳出規模を増加させる一方、後ほどご説明致しますが、行財政改革を着実に推進し、収支不足額を新行政改革推進プランの範囲内に抑制することが今回の予算の要のポイントとしています。
 
 また、5,229億円のうち、皆様から頂く県税や諸収入いわゆる自主財源は2,043億円、後は国から頂く地方交付税や国庫支出金、そして県債等いわゆる依存財源が3,186億円となり、これが平成21年度の和歌山県の姿となります。
 


それでは新年度の予算の中で主なものをご紹介致します。
 
    
○ 県内企業の資金繰り対策の充実  融資枠 900億円
    ○ 公共投資の総量確保・早期執行      1,153億円


  このうち、道路橋梁老朽化対策につきましては、昨年私が6月議会の一般質問にて提起した
  ものであります。

  県立学校施設の改修等、県民生活に密着した社会資本整備を推進
    
○ 緊急的な雇用対策                    基金造成60億円
    ○6分野20本の柱に基づく新政策関連事業(別紙参照)   791億円

 
 多少長くなりましたが、最後に申し上げます。
 冒頭に記しましたように、行財政改革と国体関連施設の整備計画についてであります。

■ 運営方法の見直しなど行財政改革を推進します
 行政改革の着実な推進と致し、引き続き人件費の削減を実施し、加えて
 NPOサポートセンター・青少年活動センター・男女共生社会推進センターの3施設は存続のうえ、ビッグ愛の同一階に集約し運営手法を見直し経費を節減を図っていく。
 また青少年の家(紀北、白崎、潮岬)3施設は、経費の大幅な見直しや利用料の適正化等を図り存続致します。
 なおボーイスカウトより私の方へ青少年施設の健全育成のため、存続依頼がありましたことを申し添えます。
 
■ 国体開催に向けた施設整備を進めていきます
 第70回(平成27年)の和歌山国体に向けた、競技施設の整備についてでありますが、県立紀三井寺公園につきましては、国体のメイン会場となる県立紀三井寺公園運動施設の再整備を行います。 また、(仮称)県立室内プールを現秋葉山公園県民水泳場に新設を致します。公認50mプール、公認25mプール、子供プールや駐車場整備を致します。
 
 
 
 ついで、老朽化が進んでいる県立体育館・武道館を、国体開催を契機に、総合屋内スポーツ施設として、和歌山ビッグホエール北側駐車場に新設を致すこととなりました。
 また、紀南地方におけるスポーツの拠点として、南紀スポーツセンターを整備することとなっております。以上6年後の開催に向け、順次計画に従い、実施してまいります。
 
■最後に
  この一年色んな意味で厳しい一年となりそうです。
  しかし、今はなき松下幸之助氏いわく、
  「不況時こそ精神の復興の時である」と、また、土光臨調で有名な、言わば行革の神様とも言われた、
  土光敏夫氏も、過去不況の時は、贅肉をそぎ落とす時と言われております。
  私たちも、頑張りますので、どうかご理解を頂き引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げ、
  長くなりましたが県政報告とさせて頂きます。
 
                                                         平成21年 2月

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